ATAカルネとは

1. ATA条約(物品の⼀時輸⼊のための通関⼿帳に関する条約)に基づき、職業⽤具、商品⾒本、展⽰会への出品物などの物品を外国へ⼀時的に持ち込む場合、外国の税関で免税扱いの⼀時輸⼊通関が⼿軽にできる通関⼿帳です。

2. ATAカルネは外国への輸⼊税の⽀払いや保証⾦の提供が不要となる⽀払保証書でもあります。

 

3. ⼀つのATAカルネで通関⼿続きの異なる数か国の税関でも使⽤できるため、⾮常に便利な通関書類です。


通関手続きの内容

【一般的な手続き】

a. 申告書その他の通関書類を提出するとともに、輸出(輸⼊)しようとする物品を⾒せてチェックを受ける。

b. 輸⼊の場合には、輸⼊税(関税、物品税など)を支払う。

 

c. 輸出(輸⼊)の許可をもらう。

【ATAカルネ】

a. ATAカルネを提出するとともに、輸出(輸⼊)しようとする物品を⾒せてチェックを受ける。

b. 輸出(輸⼊)の許可をもらう。

※物品を現地で売却したり、贈与したりすると、通常の輸入と同じ扱いになり、輸入税がかかります。



このようにATAカルネは便利な書類ではありますが、「必ず使⽤しなければならない」書類ではありませんし、各税関でのフリーパスを保証する万能の書類でもありません。

ATAカルネを使った⽅がよいか、それとも各税関で法令ないし税関員の指⽰に従った通常の通関をした⽅がよいかは最終的に皆様のご判断によります。

しかしながら、現地でのスケジュール、費⽤負担を考えますと、やはりATAカルネを使⽤したほうがよいとおっしゃる⽅が⼤多数です。